良い保育園の見分け方|元保育士ママが見学で見る3つのポイント

保育・育児

そろそろ育休復帰も視野に入れて保育園探しを始めているママもおられるのではないでしょうか?保育園に子どもを預けるってとても不安じゃないですか?
初めての保育園、子どもが安全な環境で生活できるのか、先生は優しく愛情を持って関わってくれるのか、そんな不安な気持ちを持っている方も多いと思います。

ここでは保育園をどうやって探したらよいかわからない方が、後悔することなく、納得して保育園を申し込むことができるように元保育士で現在保育園に子どもを預ける1歳児のママとして、見るべきポイントを3つまとめさせていただきました。

  • 安全面で見るポイント:午睡でのうつぶせ寝対応と看護師の在籍状況
  • 保育環境で見るポイント:先生の表情が生き生きしているか、清掃状態
  • 通いやすさで見るポイント:生活動線に無理がないか

わたしは、元保育士で現在1歳児クラスで息子を保育園に預けている保護者です。保育園で働いた経験や自分自身が子どもを初めて保育園に預ける上で、やってよかったことや後悔したことをまとめさせていただきます。

この記事を読むと

・短い保育園見学でみるべきポイントがわかる

・保育園見学以外で保育園の情報を収集する方法が見つかる

・納得して保育園の申込みをすることができる

大切な子どもが長い時間過ごす保育園、ぜひ後悔なく探せる方法をお伝えできればと思います。


保育園見学で本当に見てほしいのは、この3つです

1.安全面で見るポイント:午睡でのうつぶせ寝対応と看護師の在籍状況

睡眠中の子どもの対応、これとても大切なポイントです。国(こども家庭庁)のガイドラインでは、睡眠中は定期的に呼吸や体位を点検することが定められています。さらに多くの自治体では、0歳児は5分に1回、1〜2歳児は10分に1回という具体的な間隔を目安として示しています。(参考資料:https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety/effort/guideline)

園見学では、

  • お昼寝中のチェックは、どのくらいの間隔でされていますか?
  • 「チェックの記録は残されていますか?」

これらをぜひ一度きいてみてください。

また、看護師が保育園にいるかどうか。これは法的に雇用が強制されているわけではありませんが、子どもの体調不良の際の対応や衛生管理の観点から、自主的または自治体の推奨で配置している園が多いのが実情です。看護師が配置されている保育園では、子どもの怪我の対応等は基本的に看護師が確認し、対処してくれるので、私たちの安心材料の一つとして在籍されているかどうかを聞いてみてもいいかもしれません。もちろん、看護師がいない園がだめというわけではありません。こういう選択肢もあると知っておくだけで、見学の視点が増えると思います。

2.保育環境で見るポイント:先生の表情が生き生きしているか、清掃状態

 先生たちの表情について

保育園見学に行った時に私たちに挨拶してくださる際の表情、保育室での先生同士の会話。園長先生に声をかける時の保育士さんたちの表情等をぜひ観察してみてください。そんなのわかるわけないじゃんと思われると思いますが、何園か行ってみてください。なんとなく会話がよそよそしいとか逆に先生同士で楽しそうに話しているなとか、感覚的にわかってくると思います。

 清掃状態について

保育園の玄関、絵本だなが整理されているか、特にトイレが清潔かはよく確認したほうがいいポイントです。保育園によりますが、保育園に清掃専門の方が在籍している園と、先生たち自身が清掃をしている園があります。特に、人員に余裕がない場合は清掃まで行き届かないところがあるので、人員配置の余裕についてはこのあたりを見てみるのも一つですね。

3.通いやすさで見るポイント:生活動線に無理がないか

ステラ
ステラ

自宅の距離と保育園について、実際に通った時のイメージを考えること、とても重要です!

私自身、現在はありがたいことに駅近の保育園に入所できたので助かっていますが、実際に仕事復帰して一番感じたことは、まさに自宅と保育園、通勤経路の距離感の大切さでした。

朝はまだ元気なのでいいのですが、仕事終わりのお迎え、場合によっては買い物を挟むこともあり、お迎えの時は正直親もかなり疲れています。

そこから帰宅するまでの道中、特に夏場は暑くて大汗かきますし、1歳半すぎると子どもはベビーカーに乗りたがらず、自分で歩いて帰りたがります。もちろん、歩いていると公園に寄りたがったり、道端で石ころや虫を観察したり。そんなことにつきあっていると、保育園から徒歩7分位の距離の我が家でも、帰宅までに30分以上かかることもざらです。

また、電車やバスで保育園に通っているママ友もいますが、とにかく通勤時の公共交通機関は混雑しますので、子どもを抱きかかえての満員電車やバスは本当に大変です。

これが雨の日だと、さらに大変。自転車で通っているママは、レインコートを着ていても保育園到着時にはびしょ濡れになっているので、仕事行く前に身だしなみを整えることが本当に大変そうです。

良い保育園という観点だけで保育園を選ぶと、多少自宅から遠くなっても人気の保育園へと思ってしまうこともあるかもしれませんが、実際に毎日通うことを想定して、無理がないかという観点で保育園を探すことも重要なポイントですね!


私の保育園見学は、正直失敗でした

元保育士として大切なポイントをお伝えさせていただきましたが、そんな私でも保育園見学は正直失敗したなと思っていることがあります。

忙しさを理由に、見学は2園だけにしていた

正直、園見学めんどくさかったんです。だって、わざわざ保護者が各保育園に電話して、見学の申し込みをするんですよ?当時は調べるのも電話するのも面倒。結局見学したのは2園のみ。

子どもを出産してから、毎日細切れ睡眠でぼーっとした頭で、寝たい、授乳しなきゃ、家事もしなきゃと、地元が遠いわたしは親を簡単に頼れずだったこともあり、とにかく面倒だな、またでいいかなと。

また、住んでいるエリアがとにかく保育園激戦区ということもあり、そもそも入れないのではないかという考えのほうが強かったです。そんなこんなで、よく考えると保育園を決めるのは自治体だから、自分たちで決められるわけではないし見学はいいや、と諦めモードだったんです。

でも、いざ申し込むときに、たくさんの保育園を調べる中、実際に我が子が通うんだということがリアルになっていき、「やっぱり不安もあるし、ちゃんと自分の目で確認したい」という気持ちが芽生えてきました。

9月からの園見学、間に合います!ただし見学できない園もありました。

そんな状況で見学したいと思い立ったのが9月中旬頃。何園か電話しましたが、すでにほとんどの園見学が終わっていました。特に、合同説明会をされているような保育園だと、説明会の日時以外は見学を受け付けてくれないことも。

不安になりつつ慌てて申し込み予定の保育園へ次々と電話。すでに見学の時期が過ぎているからと断られる園もありますが、9月からでも園見学対応に応じていただけた園が多く、とても助かりました。

最初にいった2園と足して8園くらいは行けたと思います。園見学は申込みギリギリでも対応していただける園があることを知りました。みなさんもあきらめずに電話してみてください。

人気の園を後から支援センターで知った

これは、すごく後悔が残るエピソードなのですが、認定こども園に申し込みしなかったことです。

実は、保育園しか見てなかったので、支援センターでも保育園の話しかしてこなかったのですが、保育園の申し込みが終わった後に、エリアで人気の認定こども園があることを知りました。

場所が自宅から遠く、バス通園だったので、おそらく決まっていても大変だったでしょうし、結果は今の保育園で良かったとは思うのですが、保育園の申し込みが終わった後になり、ようやく自分の地域の保育園情報に詳しくなっていて、支援センターでの情報収集も上手になっていました。

もっと7月、8月から動いておけばよかったなとは思います。ただ、当時の私は本当に余裕がなかったので、責めても仕方なかったなとも思うんです。だからこそ、これから見学に行く方には「9月でも間に合う」ということだけ知っておいてほしいです。


園見学だけでは分からないから、私がやっていたこと

公園でお散歩中の園を観察する

はいはいの頃からよく公園に連れて行って外の空気を浴びさせていたのですが、午前中はいろいろな保育園が公園に来ている事に気が付きました。どこの保育園かなと周りを見回すと、保育園の遊び道具、ボールやお砂場セットに保育園の名前が書かれていることも。

実際の経験でいうと、保育士さんがかなり強い声掛けを子どもにしていて、子どもが戸惑っているシーンを見ました。もちろん、たまたまその時だけだったかもしれませんが、周りの先生の様子からも結構厳しい先生が多いのかなという印象を受け、申込みしなかったケースもあります。午前中にいろいろな公園に遊びに行って、実際の保育園の活動をみるのもいいかもしれませんね。

見学で一緒になった人に声をかける(中には2人目のママも!)

これはぜひ実践してほしいのですが、園見学で同じ時間になったママやパパにぜひ、気軽に話しかけてみてください。「こんにちは、お子さん何ヶ月ですか」「0歳児で探されてますか?」等とお声をかけると、喜んでお話してくださる方が多い印象です。

わたしも、情報収集目的で話そうとしたわけではないのですが、たまたま声をかけてくださったママと話す中で、保育園見学や二人目ママで実際に一人目を保育園に通わせていて、いろいろな保育園の内情をご存知だったりしました。こんなことなら、見学でご一緒した方には気軽に話しかけてみてもよかったなと。

私自身は声をかけられて気軽にいろいろなお話ができて嬉しかったので、相手のご迷惑にならない様子であれば、積極的にご挨拶してみてもいいかもしれません。

支援センターで地域の情報を集める

支援センターのママ友からは、子育てのことだけではなく保育園や幼稚園情報をたくさん教えていただけるのでとても助かりました。また、支援センターで働いている職員の方と仲良くなるのも一つです。たまたまですが、わたしが通っていた支援センターの保育士さんがとてもフランクな方で、なおかつ、地元の方だったので、良さそうな保育園や、あまり評判がよくない保育園などフラットに教えていただけました。ただ、親しくなったのが保育園申し込み後だったので、もっと早く打ち解ける事ができたらと後悔したことの一つです。

Googleマップの口コミも意外と参考になる

Googleマップで保育園を調べたことありますか?
実は、保護者と思われる方のコメントが結構記載されています。わたしの通っている保育園についてもコメントがありました。職員体制についての不安定さを心配するコメントが過去に残っていたのですが、たしかに少し思い当たるところもあるため、あながち間違っていないかもしれないと感じています。

他人の評価は、その人の価値観でしかない

実は、支援センターのママから、とある保育園が衛生面で非常に汚かったから申し込みしないという話を聞きました。実際にその園の見学には行けそうになく、申込みを迷っていたところ、たまたま園見学に来ていた方の一人目のお子様がその保育園に通っているという情報を耳にしました。

実際の雰囲気等を聞いてみると、良い意味で非常にざっくばらんで自由だけども、悪く言うと、ちょっとルーズなところがあったり、保育室も少しごちゃっとしているとのことでした。そのママは、転園させるほどではないけども、保護者受けとしては正直両極端の意見はあるよと教えてくださり、申込みをするかどうかの貴重な情報源になりました。


探すべきは「良い園」ではなく「わが子に合う園」

できるだけ、子どもを良い保育園にいれたい。子どもが安全に楽しく過ごすのに適切な環境を探したい。

でも、良い保育園の定義って難しいですよね。お稽古ごとを重視している保育園を良い保育園と考える方もいればその逆も。また、園庭がある方が良いと思っている方もいれば、別になくても気にしないという方も。正直、どこが良い園なのかは入ってみないとわかりません。我が子の性格や気質もまだわからないくらいの時から保育園に入れるわけですし、それが当たり前だと思っています。

そんなこと言われたら、結局保育園見学って意味ないじゃんって言われてしまいそうですが、私自身の保活を考えても、申し込むか、申し込まないかの判断や、希望する保育園の優先順位を納得してつけられたことだけでも意味がある保育園見学でした。

親が考える「良い保育園」という概念はさまざまですが、結局は今の生活環境に無理なく、子どもに合った最適な保育園が選べたら良いと軽く考えるほうがいいかもしれません


園探しは縁探し

保育施設は大きく分けると認可施設と認可外施設の2つに分類されますが、認可保育園に申し込む場合、どこの保育園に入れるかは、自治体が決めます。ここに通いたいと希望した保育園に出会えてもご縁がないケースもあるということです。

どれだけ見学しても最後は自分で選べない。だったら後悔がないように園見学を済ませたら、あとはご縁です。まずは縁があったところに通いながら、合う合わないを見守ってみてください。もし合わない場合は、自治体の担当者に相談しながら、将来的な転園も視野にいれて動くことも可能です。最初に通った保育園で一生が決まるわけではないので、安心して園選びをしていただけたらと思います。

〜保育園は園長先生や職員の方の構成で簡単に変わってしまう話〜

これ、保育士として働く中で、また周りの保育士仲間の話をよく聞く中で感じたのですが、園長先生が変わったり、ベテランの保育士さんが異動・退職するなど、保育園の人員がかわるだけで保育園の文化やカラーは変わります。人員が不足して落ち着かなかった保育園に素敵な園長先生や保育士さんが入社したことでとても良い保育園に変わっていくこともあれば、その逆も見てきました。せっかく希望した保育園に入れても、保育園の環境が1年後、2年後に変わる可能性もあるのです。そう考えると入園前に完璧な環境を用意することは難しいのです。保育園との出会いはやはりご縁ですね。


まとめ

保育園見学で見てほしい3つのポイントを、もう一度おさらいします。

  • 安全面:午睡中のチェック体制と看護師の在籍状況
  • 保育環境:先生の表情と、園内の清掃状態
  • 通いやすさ:毎日の生活動線に無理がないか

そして、園見学だけでは分からないことも多いので、普段の公園で遊びにきている保育園の様子をみてみたり、支援センターや園見学で出会った保護者さんと話して情報収集するのも一つです。Googleマップの口コミも参考程度に見てみるのもいいと思います。

ただ、一番お伝えしたいのは、完璧な保育園を探す必要はないということです。大切なのは、生活動線に無理なく通えることが前提で、その上で自分たちが大事にしたい価値観を整理し、納得して申し込むこと。

園探しは縁探し。自分たちの努力で決まらない要素が多い保育園探しだからこそ、自分たちの基準だけはしっかりと整理した上で、あとはご縁があった保育園でまずは様子を見ていけばよいと思います。

皆さんの保育園探しに少しでもお役に立てたら嬉しいです!

無事に保育園が決まったら、次に待っているのが慣らし保育です。「こんなに小さいのに保育園に預けるなんてかわいそう」と感じてしまう方も多いのですが、元保育士の立場からお伝えしたいことがあります。
慣らし保育=かわいそうは誤解!元保育士ママが気づいた、24時間緊張からの解放と保育士さんへの感謝


この記事を書いた人
人材業界勤務(採用支援)×保育士国家資格保有の1歳児ママ。働くママの「お金・仕事・育児」のリアルを発信中🌸

【人材業界勤務×元保育士の1歳児ママ】
キャリアの専門知識(人材業界)×子どもの専門知識(保育士資格)×自身の出産・育児経験を掛け合わせ、働くママが直面する「お金・仕事・育児」のリアルをお伝えし、モヤモヤを解消できるようなブログ『ステラノート』を開設。
2026年に職場復帰。キャリア構築や家計などのお金についてのほか、子育てに関しては保育業界を知るママとして、プロの視点からお役に立つ情報を発信していきます。

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